メッシュマスクの仕組みを紹介します。
マスク内に熱がこもる理由:「息による熱の累積」
布でも不織布でも共通することですが、息による熱がマスク内に、累積的に蓄積されます。
このことが熱がこもる理由になります。不織布ほど、通気性が悪いため、熱は常にたまります。布マスクもこれと同じことになります。
メッシュマスクの熱放散:「熱平衡」
暖かい水(または空気)と冷たい水(または空気)混ぜると、混ざった水(または空気)は一定の温度に落ち着きます。ざっくりですが、この理論が熱平衡です。
メッシュマスクのメッシュにより、通気性が高まることで、マスク内の空気と、外気が行き来することで、マスク内の温度は、外気と等しくなろうとします。
体温より、外気が低い場合は、マスク内の温度は下がっていきます。
逆に、外気が体温と同じかそれ以上ですと、マスク内温度も上昇します。
メッシュマスクの利点は、その通気性の良さにあり、
速やかに、熱平衡が行われることでマスク内の温度が、外気に近くなります。
外気とマスク内の温度が速やかに一定になることが、マスクを着けていなく感じる仕組みとなります。
裏を返せば、マスク内の温度は、外気の影響を受けますので、高温多湿で、自分の体温以上の環境ですと、逆効果をうける恐れもあります。
体温上昇が高く、外気も高い場合、マスクをしないほうがいい場合があります。
そのような中で、どうしてもマスクをしなければならない場合は、 定期的に、涼しい外気のところに移動し、マスクに風を当てるなどして換気しなおすことで、マスク内の温度を速やかに放出してくれます。
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